私がその単語を知ったのは二十歳も過ぎたころ。
『こむらがえり』とは、ふくらはぎ(こむら)の筋肉が緊張を起こして痙攣する、つまり『足がつる』こと。

お隣のおばちゃんと母の会話。「今日の朝、こぶらがえりで目が覚めてん」「え?こむらでしょ?」「こぶらやで」「こぶらって(笑)」「こむらって(笑)」と。
結局のところ、地域によって「こぶら」だったり「こむら」だったりするようで、一般的には「こむらがえり」。初めて耳にする言葉に「何の技?」と思ったものの、朝の惨状を身振り手振りで再現してくれるおばちゃんの姿に「寝ててそんなことある??」っと、突っ込みながら大笑いしたのを覚えています。

で、昨日の明け方、初の『就寝中こむらがえり』がやってきました…
寝苦しいなっと眠りが浅くなったころ、左足に違和感。「っー、ツー、痛―!!!」
おばちゃんの顔がフラッシュバック。これか、これが『こむらがえり』かと。なんとか足を揉みほぐして痛みは治まったけど、突然襲ってきたあの強烈な痛みはもう恐怖。

筋肉の疲れや脱水、血行不良で起こる痙攣。原因は水分・ミネラル不足、そして加齢、運動不足とか。頻繁に起きるなら糖尿病とか病気の恐れもあるなんて…。

昨日の夜は、足の疲れとむくみに効くツボ「承山」にお灸をセット。そして寝る前にお水一杯とふくらはぎストレッチ。むくみ予防に、足をクッションに乗せてみたりと念入り対策。おかげさまで、何事もなく朝を迎えられました。

体力、筋肉の衰えも重々承知の30代。体が教えてくれたサインをしっかり受け止め、ケアせねば。もうあの痛みは二度と嫌だー!